伊豆大島 三原山(98年8月16,17日)


1986年 伊豆大島 三原山の噴火後、三原山登山は禁じられていました。
観光客は、外輪山周辺を散策するしかありませんでした。

昨年、ようやく三原山までのルートが開かれました。
それ以来、登りたい、噴火口が見たい、と思い続けていたのですが、
それを私の夏休みにしようと思い立ってやってきました。

ところが、このところ三原山はずーっと霧の中ということで、
16日、17日とも何にも見れない日が続きました。
諦めかけていた17日13:30、下から外輪山が見えました。

そこで、慌てて外輪山 見晴し茶屋に駆けつけると、なんと三原山が見えるではないか。
そこで撮った写真がこれ。


外輪山から見た三原山

馬のお兄ちゃんのさそいを断って出発。
風と霧に後押しされながら40分で内輪山に着く。

      
春日神社    

いつも下から眺めていた春日神社は、溶岩の中で押し流されたように見えました。
ところが、行って見ると、溶岩が気を使ったかのようにそこだけ避けて流れている。
過去のいずれの噴火でも、そうであったとか。


続いて、内輪山お鉢巡り。まず、噴火口の見える場所があるという。


直径50m程度の巨大な噴火口

ぽっかりと開いた噴火口は、吸い込まれるようで、さすが三原山と思わせるものでした。

し・か・し・、実は1986年の全島避難の謎はここにはないのです。
知りたい方は、次をクリックしてください。

だれも書かなかった
1986年 伊豆大島 全島避難の謎

さて、この写真を撮り終わった途端に、辺りはまた霧の中に入ってしまいました。
霧と強風の中を一周し、大慌てで下山。

車で帰りの船にぎりぎり間に合いました。